紫電Pの雑記帳

ニコニコのブロマガ閉鎖に伴い移転しました。主にアイマス関連の記事を書きます。2021年9月以前の記事はブロマガから移行したものです。

765ミリオンASの未来への光芒を垣間見た、クロノレキシカとXsのリリイベレポ







結論から書くと、早けりゃ来年度後半に765ミリオンオールスターライブをやるんじゃね、という話。

















先週の1/11、都内で開かれたミリオンのMTW02・03、クロノレキシカXsのリリイベ昼の部に参加してきた。アイマス全体でも、新年一発目のライブイベントである。

言うまでもなく、お目当てはラビットファーでおなじみのXs(萩原雪歩菊地真星井美希水瀬伊織)目当てである。残念ながらくぎゅは欠席だったが、Xsのセンター格であるあずみんが、アイマスのライブイベントとしては18年8月のプロミ以来1年5カ月ぶりに復帰というのが楽しみだった。
ただ、私は発売時点ではリリイベ日時が定まっていなかったことや、次に控える私にとっての本命・TC02のWorld Changerリリイベに資金的な面で注力していたことから、今回用意したシリアルは各2枚のみ。しかしながら、バンナムフェスで同行した方に譲っていただいたシリアルが幸運にも昼の部に当選し、なんと10番台の整理番号を引き当てた。最前列である。当然、アイマスライブで最前席は初めてだ。(MRは1st千早回で最前に座ったが、あれはD席かE席の中央がベストポジションなので……)






Xsは小悪魔的な可愛さを追求したユニットである。真Pに懸念されていた真や雪歩の暴走がほぼなく、Pもまともで、大人組のこのみ・莉緒は助言役を全うするなど、イベント・ドラマCDともに合格点の出来だった。このイベントでも提示された「真のナチュラルなかわいさ」をどう伸ばしていくかは、19年に「カッコいい」をしっかりアピールした真にとって、そして今後の真Pのプロデュースにとっても大きなテーマとなるだろう。





http://www.yomiuriland.com/lanlan-hall/

座ったのは左側ブロック最前列の、右から三席目。結果的には逆を抑えるべきだったのだが……。ともあれ、バンダイナムコアーツのテヅカ?さんの前説を経て、Flyers!!!のイントロとともにルミエール・パピヨンを着たクロノレキシカのうち4人(七尾百合子役・伊藤美来、永吉昴役・斉藤佑圭、ロコ役・中村温姫、真壁瑞希役・阿部里果)と、エボリューション・ウイングを着たXsの3人が登場。バンナムフェス欠席だったあずみんはこれが初の着用で、産後間もないこともあってかロングスカートタイプだった。キャラカラーはちゃんと入っていたが、元々は借り物らしい。おそらく若林神のものを一部改造したのだろう。


それにしても近い。
演者さんが近すぎる。



LEADER!!リリイベでも4列目だったのでほぼ間近だったが、その比ではない。その距離わずか3メートルである。そして遮るものも何もない。一挙手一投足どころではなく、視線の動きからライブで額に滲む汗まですべて肉眼で見られるのだ。シリアル各2枚、イベントではPRを取っただけなのにとんでもないご褒美である。

クロノレキシカの挨拶を経て、Xsはあずみん、アッキー、平田さんの順で挨拶。あずみんにはおかえりコールもあり、アッキーはおにぎり波を放ち(今回は口上飛んだりしなかった)、そして平田さんはLEADER!!の時より若干テンションが高くて声援も他の子より黄色率が高かった……気がする。

MCでは両ユニットのセンターが司会を務め、まずは楽曲の振り返り。

平田さんはXsの編成について、「真が入ったのが意外だった。貴音とかなら色っぽさもあるし」と発言。これに対してあずみんは「真で聴いてみたいという真好きの人がいたんじゃないか」みたいなことを言っていてアッキーも「そうですよ」とか便乗していた。わかるわ。

ドンロプについては平田さんから「歌詞凄くない?」という振りがあり、そこから歌詞やら曲
タイトルの発音のしづらさの話になり、クロノレキシカの四人が「ドンロプスキュリテ」を揃って言うことに。でもあんまり揃ってなかったような……。でもみんな拍手する。

あずみん「優しい~。会場は味方だね~(妖刀)」

ちなみに「中二病」「病み曲(闇曲?)」「耽美」というダークな雰囲気に合わせるために、みっく曰くレコーディングではしかめっ面で歌ったとのこと。そして「Xsの皆さんはセクシーな表情でレコーディングしたんですか?」と反撃を仕掛け、平田さんが「やったやった」とか言い出したせいであずみんがセクシーポーズをするはめに。先輩だろうが油断している奴は刺せという理念はすっかりミリオンスターズにも継承されているらしい。


ミリオンメッセージウェーブは散々レポが挙がっているので割愛。最初は「島がもらえる」との触れ込みだったが、あずみんの「パソコンが壊れて仕事ができないのでパソコンが欲しい」という欲望丸出しのリクエストを経て、平田さんが手袋が欲しいというので七人分の手袋が景品となったが、残念ながら達成はできなかった。一回目はタンバリンが出なかったので、割とチャンスはあったのだが鉄棒……。

見所としては、温姫さんが「(ロコ語に)変換しなきゃならないから最後の回答役は……」と言って真ん中あたりに収まったのに、結局「絶望」を「鉄棒」と勘違いしたせいでドンロプ冒頭の歌詞が変わってしまったり。中村温姫さん、要所要所で自然にロコを見せるのも巧いけどとにかくキュートな方だなあと感じさせられる。ライブでは「ロコじゃん……」ってなるし。

また、今日は不憫枠に押し込もうとする誰かはいないのに不憫ポジになるまいと率先して回避ムーブをとるアッキーが面白かった。一体誰のせいであんなことに……。


◆ライブパート


先陣を切ったのはXsで、一曲目はもちろんラビットファー。ちなみに今回のライブは全員イヤモニなしだった。
フォーメーションは上手から平田さん、あずみん、アッキーの配置で、伊織パートはあずみんとアッキーが中心にカバーしていたような……気がする……。

あずみんに制限がある中でどうするのかな、と思っていたのだが、この後のDreamy Dreamも含め、Xsは「あえてダンスを統一しない」という選択肢を選んだ。
平田さんはいつものように真らしく元気でモーション大きめのダンス。手先指先をビシッと決めて魅せるのもいつも通り。アッキーは感謝祭向けレッスンもしているのもあってか、かなり仕上がっていた。表現に柔らかさを入れつつ、要所にキレのあるダンスを見せてくるのはさすがだ。一方であずみんは終始、ふわっと、優雅な動きを意識していたように思えた。
激しいダンスは元々得意ではないし、それでなくとも身体の方も戻り切っていないのだからそうするしかないのだが、ドレスのようなロングスカートと振り付けがよく合い不自然さは感じない。漫画なら「シャララララ~ン♪」とかいう表現になるやつである。あえて統一せず、三者三様の表現をしたのは大正解と言えただろう。
今後単独ライブなどでオリメンで披露する場合は、くぎゅも加わるし練習時間も増えるのでまた振り付けが変わってくるだろう。そういう意味では、リリイベだけの特殊演出が見られたのかもしれない。

平田さん曰く「ラビットファーは可愛く歌わなきゃいけないので、重圧が凄かった。ちょっとだけでも太い声を入れようものなら『どうしてそんなことしたんですか』と言われた」とのこと。それを聴いてゲラみんになっていたあずみんは「雪歩としてはぴったりで、頑張ってる雪歩の曲としてはいいと思ったんですけど、浅倉が歌う曲としてはどうなんだと……」。アッキーは「美希なら小悪魔いけるでしょみたいな流れがあって、頑張って小悪魔にならなければという思いだった」。三者三様の重圧?があったようである。

二曲目のDreamy Dreamは、自分のパート外では眠っている演出だったりと、よりふわふわした感じで曲の世界観を重視した印象を受けた。この曲のイントロでは欠伸をするので、3メートル先でアッキーの生あふぅを見れたのが僥倖である。もう美希じゃん……。
この曲については、よりよもさんのイラストレポがとてもよくまとまっているのでご紹介。






そしてクロノレキシカ。今回は四人なので、みっく・ゆっけさんのダブルセンターだった。

二曲通じて言えることだが、ゲーム再現をしているのでダンサブルである。披露が明言されているミリシタ感謝祭でも期待していいだろう。センター両名はもちろんだが、特に目立ったのは阿部里果さん。やべーなあの人。現地も含めて散々見てきたから知ってはいたが、強いボーカル、キレッキレのダンス、汗を滲ませながら魅せる表情の一つ一つがハイレベルである。ステージが得意なミリオンスターズ39人の中でも、ViDaVoの総合力では五指に入るだろう。最前かつ眼前でそのパフォーマンスを見られて本当に良かった。

曲間のMCではみっくが「しょっぱなから鉄棒が……」と言いかけて蒸し返す。しかし目の前で見てもびっくりするくらい細身なのにDa値高いですね。ゆっけさんは背が高くて脚が長いのもあるけれど、それを差っ引いてもルミエール・パピヨンのスカートが一番短く見える。旦那さんが同業界とはいえすっげーな! 
クロノレキシカとして笑顔を見せず、陶酔するように歌うのは難易度が高いそうで、ミリシタの難易度19を引き合いに「(ゲーム同様の高い難易度が)課せられてるのかな」「難しかった」との言葉が相次いだ。私はいまだにMMのフルコンのめどが立ちません。

なお、曲についてはゆっけさんから「キャラカラーもいいけど、全部赤もカッコよくない?」と提案があった。これを受け、次の「囚われのTeaTime」では客席は赤一色になってたらしい。私は視認できてないが、今後の感謝祭や7thでより確立されていくのだろう。

「囚われのTeaTime」も、これまた歌うのも踊るのも難易度の高い曲である。あべりかさんはEscapeで培った経験もあるのだろうがマリオネットのようなカクカクした動きが上手く、そしてソロパートは強烈だった。特に「席に着きましょ Teatime Teatime」の部分は痺れるくらいの圧があった。こんなん聴いたらCD音源物足りなくなるわ、といういつものアレだ。感謝祭もVRで見てみるつもりだが、また彼女に注目したい。








4曲が終了したところで恒例の挨拶タイム。全部は覚えていないのだが、印象に残ったのが、ゆっけさんの「先輩方とステージに立つのが初めてなんです」という言葉だ。
ハッチポッチは欠席だったためだが、そもそもハッチポッチ参戦メンバーでさえ、それ以降に混成ステージがバンナムフェス以外はほぼなかったのだから、2年以上のブランクがある。そのため「ゲームの中で聴いた声の、美希だー、真くんだー、雪歩だー」という思いだったそうだ。これについては後述する。ちなみに「ママドルマスターを目指す」という発言はしっかりウケていた。続くあずみんはママドルマスターでゲラみんになったせいで挨拶内容が飛んでいた。

アッキーは「Xsはもう一人伊織ちゃんがいるので、今日はいない伊織ちゃんに髪を寄せてみました」とのことで、伊織に近い髪型にしていたことを説明。

アッキー「初星宴舞で宏美さんが、お休みのあずみんの髪型を」
あずみん「そう!!!!!(食い気味)」
アッキー「寄せてきたっt」
あずみん「そう!!!!!!!!(食い気味)」
アッキー「凄い素敵だったn」
あずみん「凄い嬉しかった……!!!(食い気味)」

昨夏のミリラジでも見た「ガチ勢」の風景だった。なお、くぎゅの許可はこれからとるらしい。

そして平田さんである。「混合チームはハッチポッチ以来」としたうえで、バンナムフェスでルミエール・パピヨンを着たことに触れ、クロノレキシカに視線をやりながら「改めて見ると、スカートが短い……!」と感慨深げな様子で、またルミエール・パピヨン=若さとのこと。ゆっけさんが「私はそっち(母親組)側」と言及するも、「それに袖を通せるのが若さ」と返すのが平田さんである。バンナムフェス、似合ってたと思いますけども……。

そして「今回は別々の衣装になったけど、同じ衣装で、同じ舞台でやりたい」と思いを語り、言うのはタダと前置きした上でこう言ったのだ。

ハッチポッチ2、上層部お願いしますよ!!」



昼の部のトークパートで会場が一番沸いた瞬間だった。そのままの勢いで入った「Flyers!!!」がさらに盛り上がったのも言うまでもない。





MTWシリーズが混成でなかったのは、残念ではある。ミリオンスターズと絡む場合、何かと相手が限られていたり、TCでも5人中AS4人編成のユニットだった真のPとしては、できれば混成ユニットが見てみたかった。
ただ、2020年に色々と展開がある中で、そこは検討された上で見送られたのだろう。今後の展開が公開された今となっては、MTW混成になった場合はASメンバーの拘束時間がとんでもないことになってしまうのが明らかだ。これはやむを得ないだろう。

一方で、このリリイベを見て感じたのが、MTWのリリース順には意味があるのではないか?ということである。

今のところ、MTWはミリオンスターズとASのユニットが交互に出てきている。これはメインコミュ同様、MTGで出番がなかったASを優先的に出しているというのがまず一つ考えられる。身もふたもない言い方をすれば、TCを経て、ミリシタもASで儲けられると判断したのもあるだろう。AS単独イベントの弾のために優先していると推理する向きもあったが、MA4が出るとなった今ではそれは邪推である。TDの日程もTBTCと違った以上、交互が必須というほどは急がなくてもいい。ではなぜか。

ゆっけさんの発言で、ASメンバーと同じステージに立つのが初めてという発言があった。LTDリリイベやハッチポッチ、古くは8thやMOIWなどで共演経験のあるメンバーもいるが、全員が全員そういうわけではない。

ミリシタのサービスインから2年半が経った。ゲーム上や大半の人のファン心理としては、両者の心理的・物理的な溝はかなり埋まってきていると言える。ただ、演者側はどうか。ハッチポッチの時はまだまだという感じがあったし、今もメンバーによって濃淡があるのは否めないだろう。MTWで交互としているのは、そこを埋めていく意図もあるのではないだろうか。リリイベも一緒にやり、Flyers!!!も一緒に歌う。必然、距離感は縮まるだろう。アッキーとぬーさんが参戦する感謝祭にも、39人と13人の溝を埋めていく効果は少なからずある。今の取り組みを進めれば、52人単位のイベントはある程度、当たり前にもなっていくはずだ。(むろん、ASはASで単独展開もあるし、52人単位は39人単位よりはるかにフットワークが重くなるので、一定の距離感はあってしかるべきとは思うが)


その先に何があるか。それはハッチポッチ2……と言うよりは、765ミリオンオールスターライブであろう。

765ミリオンは、15thイヤーのような特別な意味がなくても、越境が容易なブランドだ。というか両者についてはそもそも越境という概念自体が、もはや古いという見方もあるだろう。前回の記事でも書いたが、ASをミリシタから知ったというPだって今珍しくないご時勢なのだ。

完全に一体であることは必須ではないしそうするべきではないが、一方で仕切りはあれど気軽にそれを取り外せる関係、というのが個人的な落としどころである。喩えがわかりにくいかもしれないが、襖はあれど人も家具も容易に行き来できるし、襖を開ければ一つの大広間になる和室、というイメージだ。

まだASユニットも2組残っているMTWシリーズやTCなどを通じた活動で、その機運は高まっていくだろう。TC曲やJOV、バンナムフェスで大反響だったオリメン未披露の過去曲などの存在もそれを後押しするし、MORなどでも公然と合同のリクエストが演者サイドから出てきている。ミリシタ感謝祭で、7thにTC組のゲスト参戦が発表されるかもしれないが、そうなればさらに動きが加速されることが見込まれる。今回は先にAS単独ライブがあることで、余計な火種が生じる心配も少ない。

ミリオンが例の宝刀を抜くか抜かないか、TDはいつやるのか、それにも左右されるが、そう遠くない未来、765ミリオンオールスターライブは実現するはずだ。早ければMOIW前の20年度末、おそらくMOIW後の21年度中までには。そして今ならば、ハッチポッチのようなコンセプトライブではなく、真っ向勝負のライブでも一体となって最高を更新できるはずだ。常々AS単独も765ミリオンも両方見たいと言い続けている私としては、そうなれば願ったり叶ったりである。


このリリイベを通じて、そんな未来予想図を考えさせられた。






にしてもミリシタ感謝祭、発表は何やるんでしょうね。

◎7th詳細発表
▲7thにASの何人かゲスト参戦
◎エミつむともか(orエミつむ)の新ユニット発表
○かおつむ新ソロ曲のフルを披露
△次の次のMTWユニットが信号機
×ガミP登壇からの待ち望んだ重大発表の映像明けに「君との明日を願うから」でPのガバガバ涙腺を完全に破壊

くらいでしょうか。TDはないでしょ。まだ孤島残ってるし孤島イベントも最短で3月だし。