紫電Pの雑記帳

ニコニコのブロマガ閉鎖に伴い移転しました。主にアイマス関連の記事を書きます。2021年9月以前の記事はブロマガから移行したものです。

銀のテーブル木苺ジャムのドラマCDを聴いた、とある真Pの感想(走り書き版、ネタバレあり)

 

 

 

 皆さんこんにちはこんばんは。フラゲした銀のテーブル木苺ジャムのドラマCD「悪役?令嬢 ~婚約破棄されたので侍女と幸せになります!」を、先程聴き終わりました!


 時間できたら改めてしっかりまとめるはずなので、とりあえず一回聴いた段階で走り書きしますね。

 

 

 

 

 シナリオ担当は大崎滉太さんとおなじみ青木朋子さん。ゲーム内で示された情報からの強烈などんでん返しと、なんだかんだ悪くない読後感(星梨花Pはともかく)で個人的に評価の高かったMC02、エンダーゲームと同じ組み合わせです。


 まずこのシナリオは、伊織が選ばれたからの当て書きですよね。紬や千鶴だったら全然違うシナリオになってるはず。千鶴さんなら私が書いたやつみたいになるでしょうし。

 総評としてはテンプレは押さえつつ、いわゆるざまあ展開にはせず全方位に配慮したシナリオでしたね。シトリムとアパテットのラストについては賛否分かれそうですが、アパテット以下を処刑したり、シトリム王子の継承権云々まで行ってしまうと後味が悪くなってしまうので、サーフィアとソウヤ、時々トルマンの愉快な生活という着地点が最初から決まっているのならこれで良かったと思います。派手な破滅を期待してるピュア?令嬢狙いの陣営も多かったですが、それやると王子が巻き込み事故になっちゃいますからねえ。

 

 舞台はヨーロッパ、もしくは俗に言うナーロッパ。青木さんお得意の史実寄せであれば、クレープ(小麦粉)が出てきたので17世紀以降?。それ以前の13~16世紀だと原型のガレット(そば粉)なので。庶民にクレープが行き渡ってるなら18世紀初頭以降でしょうか。カップケーキも出てきましたが、現在のカップケーキだと19世紀以降になってしまうので、これは18世紀くらいから広く普及しているらしいマフィンの方でしょうかね。そうなるとやはり1700年代前半くらい……なんでしょうか?

 その場合は日本だと上様が貧乏旗本の三男坊に扮して江戸の問題を解決してる頃。ミリオンライブ的にはオペラセリア・煌輝座の130年くらい前ですか。

 

 

 

◇登場人物


・サーフィア(水瀬伊織

 伊織のキャラクターをベースに生かした、王道タイプの主人公。伯爵家の奔放令嬢としての振舞いも含めて、これは伊織Pも納得でしょう。トルマンの熱烈なアプローチもシトリムの元鞘懇願にも応えませんでしたが、おそらく推定年齢が伊織と変わらないのでそういう意味でも説得力がありましたね。ドラマCD内では親友かつ主従の親愛エンドではありますが、その先を想像する余地を残しているのも評価したい。

 後輩の前に立ちふさがる壁役を任されることもあって、それこそアニマス後半からムビマスにかけて765プロの副リーダーの地位を確立した伊織ですが、その経緯もあってミリシタではなかなか見られなかったやりたい放題する伊織(の役)を見られたのは楽しかったです。

 

・ソウヤ(最上静香)

 サーフィアの幼馴染で従者。こちらも静香と同じ年頃。下級貴族の娘が上級貴族の家に仕えることは多々あったのですが、かなり幼い頃からの付き合いという設定にしたのは好判断。静香としては本人の色が薄い、比較的珍しいタイプの役でしたね。ころあずの幼いソウヤの演技も良いものでした。

 

 

・トルマン公爵(菊地真

 公爵真を推した真Pたちにとっては、おおむね期待通りのキャラクター、描写ではないでしょうか。令嬢とくっつくのは、伊織が選ばれたのを考慮すればこの関係性の方がいいのかなとも。TCの時同様、公式にははっきり見えるように活動をしていましたが、TCの時以上にちゃんと取り入れてくれましたね。馬術剣術も巧みで、凄腕のはずの工作員たちも余裕をもって圧倒する腕前なのも良し。

 これ以上目立ちすぎたり野心が前に出たりしてしまうと主人公の伊織が霞んでしまうので、落としどころとしてはこのくらいが範囲内のようにも思えます。いずれにしても、公爵というキャラクターに想像の余地があるのは良かったですね。
 個人的にはこれで納得です。

 

 

 このジャケット的にはもっとカップリング要素推してくるかな? とも思いましたが、MVだと百合を後方見守り王騎将軍スタイルだったので十分前に出てきている感じではありますか。二人の友情だけでなく、サーフィア個人にも強い感情があるからこそあそこまで大立ち回りしてるわけですし。

 

・シトリム王子(松田亜利沙)

 歌唱はとても思い切ったディレクションでぶったまげましたが、劇中の演技についてはこれはこれでアリなのではないでしょうか。松田亜利沙が考える男役の演じ方というものを考えると、なかなか面白いものがあります。騙され、流されが定番の婚約破棄系悪役令嬢ものの王子ですが、ただ優柔不断なキャラでは終わらず、エピローグでは優しさだけではない成長の片鱗も見せてくれたように思います。

 ソウヤほどではないですがサーフィアと幼馴染設定なので、おそらくこちらも十代半ば。(SSR亜利沙のみ未所持なのでそこで語られてたら申し訳ないです)

 

・アパテット(矢吹可奈

 まさかの隣国のスパイ設定で、いわゆる埋伏の毒。この国、防諜ガバガバすぎでは? ピュア?令嬢は可奈に限らず完全悪意タイプよりは王子への好意は本物、という方向性で選挙活動をしている陣営が多かったですが、この設定は驚きました。でもこの設定なら、サーフィアへの関心以外でもトルマンが動く動機になるので、思い切った設定ではあるものの結末から逆算するならアリなのではないでしょうか。

 神崎水桜との演じ分けでもうちょっと悪役に振り切るかなとも思いましたが、なるほど。やろうとしていることは国王暗殺と国家転覆なのでとんでもない奴なのですが、個人としては結構隙の多い役に。そこが可奈要素でもあるのでしょうが、悪役に振りすぎると生存エンドに行けなくなるので仕方ないですね。

 

・パル(白石紬)、シディア(天空橋朋花
 2位枠。どっちも最初からアパテットの同僚とは驚きでした。まあアパテット一人の才覚でここまで持っていくのは尺も含めて難しいので、そうなるのが自然なのですが。

 MCでは公爵真とセコム侍女朋花の関係性が高い注目と評価を集めたので、選挙後にはある朋花Pと「せめて朋花は公爵家侍女になってくれないかなー」なんて話していたものですが、バトルする展開はこの海のリハクの目をもってしても読めなかった。

 


 ともあれ、TC02とは違って使える尺は使って、風呂敷はきっちり畳んだ物語だったと思います。野球で例えるならMC02や03のようなキレッキレの変化球で「やられたー!!」という感覚こそありませんでしたが、捕手の構えたところに寸分違わず投げ込まれたストレート、という感じでしょうか。

 締め切りまでの時間があったのも大きいでしょうが、他よりも選ばれた子の当て書き要素重視とみれば、十分合格ラインは超えているでしょう。

 

 

 ある程度テンプレが提示されて、各陣営がそれを受けて「よっしゃ! 婚約破棄系の悪役令嬢ものやな!」という前提で工夫を凝らして選挙戦をしたわけですから、変に捻るよりはテンプレ重視でもいいのだと思います。

 いずれにしても、待っただけのものはありました。

 

 あとはリリイベに参加して裏話なども聴きたいところですが、何とかかんとかりえしょんを呼んでハッチポッチ2で楽曲披露してもらえないものでしょうか。World Changerはメンバー構成の都合でハッチポッチでは事実上不可能なので、賛否両論覚悟で禁じ手を打ってあっちでゲスト呼んで……くらいしかもうチャンスはないと思いますが、銀のテーブル木苺ジャムは構成的にハッチポッチ2が適切でしょうし。

 走り書きなので一旦ここで締めて、二周目行ってきますね。

 

 


 まあ、とりあえずは。


 TCのベルベット役を受けての平田さんのMORでの「次(のキャスティング投票)は可愛い役かな」という言葉を裏切ってでも勝ち最優先で行ったMC選挙期間は陣営分裂するしボロクソに言われて(半分は自業自得)しんどい思いしかなかったけど、頑張って良かったーー!!!!!!!!

 

 

 

 

 今回はそこに勝ち目は一切なかったとはいえ、こういう機会で真に可愛い役もやらせてあげたーーーーい!!!!

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこらへんの内幕も振り返ったキャスティング投票回顧録は、好評をいただいての増刷版(100冊)も残り少なくなりました。順調なら6月のISF12のあたりで全部売り切れる……はず。

 

 あと、新刊も銀のテーブル木苺ジャムの劇中かはわかりませんが関連になると思います。表紙発注で絵師さんのスケジュールをもう拘束しちゃったので、劇中か演じる真たちの話になるかはわかりませんがどっちかが出るはず。

 

 

 

 

 

 


 終われ。