紫電Pの雑記帳

ニコニコのブロマガ閉鎖に伴い移転しました。主にアイマス関連の記事を書きます。2021年9月以前の記事はブロマガから移行したものです。

ミリオン沼の入り口がトンチキでもウンババでもいいじゃない、と思う話

 

 

 

 だって足を踏み入れさえすれば魅力はそこだけじゃないんだから、という話。

 

 

 

 

 

 

 

 皆さんこんばんは。異次元フェス、いいライブだったようですね。私は行けたら行きたかったのですが、先月のAct-3とISF11の連休のツケで出張が入り、どうしても無理でした。アーカイブは土曜日にまたゆっくり見直します。

 

 さて、今回ラブライバーの皆様を中心に特に話題になったのが、ウンババこと「ジャングル☆パーティー」でした。サブスク解禁済みでオリメンは大神環・双海真美ですが、ご存知の通りいろんな意味でハッチポッチでの披露が有名だったりします。

 

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 ミリオンではおなじみの曲ですが、大半の方が初見であったろう専任のラブライバーの皆様にはずいぶん衝撃だったらしく、Xではおすすめトレンドにまる2日以上「ウンババ」が居座り、あちらでは今「ウンババ構文」なるものが流行っているとか。好評のようで何よりです。

 

 とはいえ、これだけ話題になるとその一方で「またミリオンがネタやトンチキでばかり注目される」ということにネガティブな感情を持たれる方も少なからず出るのもまあ事実。そりゃまあどうせなら正統派、王道がいい、というのはゲーム内の桃子に限らずそう思うのもおかしくはありません。こうしたテーマに絶対的な解はありませんから、これは正誤の話とは違います。その上でのお話になりますが……。

 

 興味を持って沼の畔に足を運んでくれるなら、別に何だっていいんじゃないの、と思ったりするわけです。

 

 私はAct-4の前にはとうとうP歴18年目に入りますが、遡ると学生だった当時の07年、私が出会った頃のアイマスが何をきっかけにバズったかというと、YouTubeの動画を勝手に引用してコメントを流せたり、アニメやテレビ番組がそのまままるっと投稿されているような無法の動画サイトでした。

 XBoxアイドルマスターが発売されるや、当時では一頭地を抜くクオリティだったCGやダンス、そして楽曲で注目され、その映像やプレイ動画は無法のサイト――ニコニコ動画にあふれ返り、さらにはMADPVや紙芝居形式の架空戦記、Novelm@sterなどで隆盛を極めました。そうした「ニコマス」と呼ばれる二次創作のパワーが当時の若い世代に受け、まだ弱小コンテンツに過ぎなかったアイマスを押し上げた歴史があります。さすがに近年は、私も含めてそれを作っていた側も色々と言及については憚るようになりましたけれど。

 

 今も生き残ってアイマスに投じた額がもう八桁の大台に乗っているのも少なくなさそうなキャリア十数年の古参Pはもちろん、ミリオンに限らず後続ブランドの演者さんにも当時のニコニコ動画アイマス(の動画)を見たor詳しく知ったという方もいらっしゃいます。ぶっちゃけ大半が黒に近いグレーなものでしたが、それはそれこれはこれ。

 最終的に少なからぬ割合の人が定着して客になってくれたわけで、それもあってアイマス公式も2nd vision以降は一定ラインを越えたものは権利者削除はしながらも、沼の入り口の一つであるニコニコ動画とは末永く付き合ってきたわけです。

 それに比べれば、沼落ちしてくれるならトンチキだろうがウンババだろうがチュパカブラだろうがなんだっていいではありませんか。

 

 これが4~5年前なら話はまた別なのかもしれませんが、今のミリオンには押しも押されぬ高い評価を受けているアニメがあります。ウンババで入ろうがチュパカブラで入ろうが、多少の悪ノリだろうが(面白半分でクルリウタを押し付けるのはいかがなものかと思いますが)、今はその先に必殺のコンテンツがあるならそこに至るまでは選り好みする必要もないでしょう。

 楽曲もブランドとして突出して多い約400曲に到達し、765ASのコロムビア系音源も使えるとなるとブランドのフルパワーでは実質的に約600曲が使えるわけです。ジャングル☆パーティー以外でも、ラブライバーの皆様の反応を見ているとミリオンの切り札であるアライブファクターやハーモニクスといった曲も、しっかりインパクトを与えたようです。

 あれだけ高いパフォーマンスを発揮する演者を見慣れたラブライバーの皆様が、ミリオンをこれほど高く評価してくださるのは素直に嬉しいですね。

 

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 また、足さえ踏み入れてくれれば定番のMTG以降の楽曲だけでなく、お勧め楽曲にあった「Shamrock Vivace」や「パンとフィルム」のような楽曲もありますし、

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 刺さる人には強烈に刺さる「Parade d'amour」、変化球ならホラー系を使わずとも「産声とクラブ」「スペードのQ」、ソロなら「きまぐれユモレスク」といった楽曲の数々だってあるわけで。

 

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 コミカライズだって全ブランドを見渡してもトップクラスのクオリティなわけですから、とにかく沼に引き寄せてしまえば手段はいくらでもあるわけです。

 気付かれずに終わらせはしないためには「何で知るか」より「そこからどうやって沼落ちしてもらうか」のほうがよほど大事ですし、トンチキからガチまでそのための手段の充実度はもちろん、ブランドそのものも今まさにピークを迎えているわけですから、どうにか沼に近寄ってさえもらえれば今のミリオンライブはミリPが思ってる以上に強いはず。なので、もっとP側も自信持っていいと思うんですよね。

 

 

 ……と、かつての小さなコンテンツだった時代を知るめんどくさい古参Pは考えてしまうのでした。

 

 

 (追伸)24/7も異次元フェス意識のようで、せっかくなのでラブライバーの皆様に見てもらいたいなあと。

 

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