紫電Pの雑記帳

ニコニコのブロマガ閉鎖に伴い移転しました。主にアイマス関連の記事を書きます。2021年9月以前の記事はブロマガから移行したものです。

namco TOKYOのミリオンDJイベントが、DJイベ初参加でもとても楽しかったレポ(昼&夜の部) #ミリオンチアーズ

 

 

 突然ですが、皆さんは冨樫義博さんの「HUNTER×HUNTER」に登場する念能力の「制約と誓約」について知っているでしょうか?

 ポーカーや麻雀の役と同様、厳しいルールや縛りを課せば、それを達成した際の役の強さが上がるように能力が爆発的に強くなるというアレですね。

 私のアイマスにおける「担当」「○○P」という概念も、概ねこの念能力の制約と誓約に近いものだったりします(もちろん、それに絶対の正誤はありません)。

 

 2007年以来の担当である菊地真、そして千早を挟んで15年ぶり、ミリオンでは5年越しに初めての担当となった天空橋朋花がコラボの主役を張った、新宿歌舞伎町のnamco TOKYOの「MILLION Cheers!」(以下ミリオンチアーズ)。その集大成として17日に開かれた「アイマス史上初」となる公式のDJイベントは、その制約と誓約に引っ張られる形で行ってみたところ、想像以上に楽しくアイマス楽曲の魅力を再確認もできた素敵なイベントでした。

 おそらく年内最後のブログ記事はそのレポを書いてみたいと思います。

 

 

※今回のメンバー、真、朋花、莉緒、星梨花の4人の等身大ボード。

 

 

 

 ミリオンチアーズは11月のISF11の際にも行って飲食をしていましたので、今回が2回目になります。ですが、その時点では一定額の購入で挑戦できる抽選先行こそ狙いにいったものの、参加経験のないDJイベントには普段のライブのようなモチベーションがあるわけではありませんでした。

 

siden-p.hatenablog.com

 

 ですが、小岩井ことりさんが「天空橋朋花役」の看板を背負って出演される以上、私が自身に課した「担当」の制約と誓約に該当します。私が決めているルールは七つ。例えば、以下の通りになります。

 

・そのブランドと一蓮托生で最後まで付き合う覚悟があるか

・主演するイベント(例:MR ST@GE、はんげつであえたら)には必ず駆け付けられるか

・その子を主役とした創作をできるか

・「共犯型」プロデュースができる子か

 

 ……残り三つは、まあ秘密とさせてください。七つのルールのうち六つ以上クリアすれば条件達成となりますが、以前によく「Pだろ」と言われた伊織でも五つ止まりでしたし、そもそもどちらかというと担当を増やさないためのルールでもありました。

 繰り返しますが、これはあくまでマイルールで、こうした価値判断の基準は人それぞれです。例えば、野放図なくらいに増やすのだってコンテンツとの付き合い方の一つだと思います。私はルールで縛った方が誠実になれるしここぞという場面で爆発力が出るというだけですので。

 それなのに今年になってとうとう壁を突破された経緯は、Act-2のレポの際に語っています。

 

siden-p.hatenablog.com

 

 

 これが小岩井ことりさん個人のDJイベントであれば2万5000円の交通費をかけて東京まで行くことはありません。ですが、アイマスのイベントかつ天空橋朋花役として出てくるなら、必ず特別な何かがあるはずですから話は別です。それにちょうど一年前、ミリシタ5.5周年生配信で開かれたDJイベントでの小岩井さんのパフォーマンスは、まさかのお手紙採用となった「朋花様のお悩み相談室」同様、鮮烈な記憶となって残っていました。

 

 

※昨年の生配信の資料

 

 

 

 会場の想定キャパは200と極めて厳しい戦いですが、応募やチケット探しでベストを尽くしてダメなら制約と誓約を破ることにはなりません。12月では唯一私用で大阪を離れられる(ただし日帰り)週末だったこともあり、ウェブ先行で応募したところ幸運にも当選。続く一般先着でも日頃培った最速の立ち回りでチケットを確保できました。

 そんなわけで、過去最多となる今年10回目のアイマス関連遠征で東京に向かったのでした。

 

 

 

※お昼は8thの際にも食べた高円寺の武蔵野うどん「とこ井」で。

 

 

 

 歌舞伎町は相変わらずの治安状態で、namco TOKYOが西武新宿駅から道路を挟んで直接入れるとはいえ、できれば夜はあまり近寄りたくない場所です。

 

 

 

 

 その治安や身長こそ正義になるオルスタということもあり、来場者はほとんど男性客だったように思えます。会場は以下の写真のスペース(これは11月撮影)から机といすを最後方以外取っ払い、スクリーン前にDJ用の機器を設置した作りでした。ちなみに出演者5人とも、スクリーン映像は使いましたがアイマスのキャラクターが出るような素材そのものは使っていませんでした。

 

 

 最前列なら、演者との距離は最短で3~4mくらいでしょうか。小岩井さんに関しては毎年恒例の大阪梅田のヨドバシカメラでのイベントが前列だとそのくらいの距離ですが、アイマスの冠でここまで近くで見られるイベントは今やリリイベでもないでしょう。

 キャパは予想通り200+グッズ先行の十数人くらい。瓶ドリンクを一本購入して蓋を開けてもらい、入場します。私は昼の部は整理番号70番台で、5列目くらいでした。自身の身長と悪くない位置取りができたこともあり、人と人の合間からDJの機器操作もちらちら見えるポジションです。

 

 会場にエンドレスで「Welcome!!」が流れる中、前説で登場したのはわかちこP。「録画・録音・ジャンプ禁止」のレギュレーションを説明し、それから首都圏以外から来た人がいるか、今日のミリアニは見れたか――なんてやり取りをした後に、いよいよ開演となります。「チアーズ」ということもありここで乾杯があったのですが、瓶ドリンクなのもあってかさっさと飲んで片付けてしまった人も少なくありませんでしたね(昼は私もですが)。安っぽくなりますが、ここは普段のリリイベのようにペットボトルでも良かった気がします。

 

 最初に登場したDJは、KO3さん。北沢志保のソロ曲「Purple Sky」の編曲担当者でもあります。セトリは以下の通りでした。

 

 

1.Welcome!!(Giga Remix)

2.チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!(Giga Remix)

3.創造は始まりの風を連れて(KO3 Remix)

4.MY STYLE! OUR STYLE!!!!(KO3 Remix)

5.Bigバルーン◎(KO3 Remix)

6.LEADER!!(KO3 Remix)

7.求ムVSマイ・フューチャー(DJ Genki Rimix)

8.透明なプロローグ(Snail's House Remix)

9.永遠の花(KO3 Remix)

10.Purple Sky

 

 DJについてはド素人なのでここからはド素人の感想なのですが……。

 KO3さんは基本的にフル尺の曲が多く、自身のリミックスや曲を中心としてコール曲もありつつもじっくり聴かせる印象でした。私もそうですがこの手のDJイベントが初めての方も結構いたようなので、その手ほどき役も兼ねていたのかな? という感じもあります。

 ちなみに、9thにおいてChoruSp@rkle!! MIX全13曲とOvertureを制作したのはKO3さんとこの後に登場するGettyさんで、KO3さんのパートでは創造とLEADER!!があの武道館のライブで使用された音源となります(さらにアレンジかけていたかもしれませんが)。

 今でもあのLEADER!!はライブの文脈としては解釈違いというところは揺るぎませんが、音源そのものに関してはちょっと印象が変わった気がしました。これはじっくり音も楽しめるイベントならではの効果です。そして、満を持して最後にお出しされたPurple Skyは良いものでしたね。この後も夜の部で使われているので、DJ向きの音源ということなんでしょうか……?

 

 

 続いて登場したのは、Gettyさん。こちらは音源はゲームサイズでした。 https://twitter.com/getty8getty/status/1736272587599294744

 

 

1.FLY TO EVERYWHERE(Getty Rimix)
2.フェスタ・イルミネーション(Getty Rimix)
3.Up!10sion♪Pleeeeeeeeeease!(Getty Rimix)
4.Flooding(ChoruSp@rkle Rimix)
5.brave HARMONY(ChoruSp@rkle Rimix)
6.ライアー・ルージュ(Getty Rimix)
7.咲くは浮世の君花火(ChoruSp@rkle Rimix)
8.9thLIVE Overture
10.夢にかけるRainbow
11.ReTale
12.週末だけのハーレクイン
13.VOY@GER
14.産声とクラブ
15.Glow Map

 

 セトリでわかるとおり、以前のリミックスCDと9thのRimix担当の方です。個人的には、昼夜通して小岩井さんを除く出演者の皆様で一番印象深かったのがGettyさんでした。

 最初の一曲目が真の激レア曲「FLY TO EVERYWHERE」からでまず驚かされました。自作のリミックスですし、「今回は真、朋花、莉緒、星梨花の4人の関連曲は多めに使われる」とは予想済みでしたが、とはいえこの曲が公式の場で流れるとなるとさすがに驚きます。この先もライブで平田宏美さんがランティス系のソロ曲を歌う機会があっても優先度は最も低いでしょうから(セピアカラフルは最新、WWDはMRで真として「また歌いたい」と明言)、感想としては「聴けて良かった」の一語に尽きるでしょう。

 当時の精神状態でも結構楽しめたブレハモのChoruSp@rkle Rimixはやはり盛り上がりましたし、咲くは浮世の君花火もまたコールができて良いものでしたが、やはり筆頭は9thのovertureからの「夢にかけるRainbow」でしょう。会場に集まったのはそれなりの精鋭揃いですから、聴いても思い出せないようなメメントはせずあのバチバチにカッコいいovertureを(おそらく)覚えています。そうなれば次に来るのはあの曲に決まっているわけで。予想通りのイントロに、フロアのテンションは最高潮に達しました。何より、まだ一度もできていなかったこの曲でのコールをついにできたのが嬉しかったですね。もちろん、Act-4でもメドレーでならワンチャンあるかもしれませんが。

 そして夢かけの後も、ReTale、週末だけのハーレクイン、VOY@GERと強い曲が並びます。ちなみにこの昼の部、週末だけのハーレクインを歌った百瀬莉緒役・山口立花子さんが現地にいたとのことなのですが誰も気付けませんでした。音漏れ勢だったフォロワーさんはわかちこPと小岩井さんが会場から出るシーンを見ていたそうなのですが、その時は山口さんは同行していなかったそうなので……いったいどこにいたのでしょう?

 

 個人的にもう一つ挙げたいのは「産声とクラブ」でしょうか。この手のイベントに合うというのはわかっていたのですが、やはり強い曲です。個人的なMTSユニット曲ランキングでも上位に入っているのですが、現状ではMTSで最もメンバーを揃えにくい曲なのでライブで聴ける日が来るのかどうか……。

 

 

 3人目はいよいよ、お待ちかねの小岩井さんの登場です。リリイベ以上の至近距離ということもあり大歓声で迎えられた彼女ですが、今回は昼と夜で衣装・セトリ(の一部)が変わるという演出がありました。
 さて一曲目は何を……と観衆が固唾を呑んで見守ったところ、何といきなりアカペラで歌い始めたではありませんか。

 


「――ねえ、キミもきっと 待っていたよね わたし達のこのステージ」


 朋花がオリメンで、ミリオンライブのユニット曲第一弾である「Legend Girls!!」の歌詞です。そしてここから始まったのはそのレジェガ。小岩井さんらしい、エモエモ要素と盛り上がりを大事にしたセトリの第一陣でした。
 ご本人は公開していませんが、昼の部ではおそらく以下のセトリだったかと思います。尺はゲームサイズでした。

 

1.Legend Girls!!
2.PRETTY DREAMER
3.Happy Darling!
4.素敵なキセキ
5.Maria Trap
6.Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ
7.空に手が触れる場所
8.花ざかりWeekend✿
9.アフタースクールパーリータイム
10.セブンカウント
11.Rat A Tat!!!
12.DIAMOND DAYS
13.M@STARPIECE
14.Thank You!


 つよい。そして演者だからこそのセトリという感もあります。


 数曲は昨年の生配信でのセトリと一部かぶっていますが、ハピダリはコール重視で何度も「応援ください!」→「応援するよ!」のやり取りを重ねるなど、アレンジを効かせていました。また、20センチほどの踏み台に乗って煽るだけでなく振りを再現してくれたり、一部の歌詞を歌ったりするなど、これも演者だからこそのパフォーマンスだったように思えます。
 声優の中ではDJは経験豊富であるとは言え、さすがに専門家には技量は及ばない……というのは素人が見ても何となく明らかでしたが、それを補うに余りあるアドバンテージが小岩井さんにはありました。

 ミリアニを想起されるレジェガ。続くPDで会場のボルテージが一気に上がっていきます。ハピダリはAct1では歌われず、観客にとっては6th仙台以来久々のコールとなった曲だけに、盛り上がりは格別のものがありました。昨年の配信から連闘となった素敵なキセキも、かなり小岩井さんの思い入れがあるのだなと感じましたね。
 Maria Trapは「天空騎士団七の誓い」があるバージョンだったのですが、曲の切り替わりの都合でいきなり「三つ」とか言われるので即応できた人はわずかだったように思えます。あれは七つを連続させて覚えている方も多いでしょうし……。
 少数精鋭だけにチュパカブラのコールも完璧でしたし、定番の花ざかり、ASPTは言うまでもなく。セブンカウントからのRat A Tat!!!はAct-3同様の盛り上がりでした。

 こういう形で聴けるとは思わなかったDD(音源は朋花のいるTA創造のメンバーだったような……)では小岩井さんの煽りで手やペンラを横に振り、マスピでは一部を一緒に歌うなど、ツボを押さえた演出の数々に思わず時間を忘れました。しかし楽しい時間はあっという間で、最後のThank You!で昼の部は〆となります。とても良いものだったので、終演後にその辺を歩いていたわかちこPに思わずフォロワーの皆さんと「来年も是非お願いします!」と声をかけてしまうほどでした。

 

 

 

 

 会場外で待ち合わせていた華凉さんと喫茶店でひとしきり駄弁った後、18時からの夜の部に参加。整理番号は170番台だったので、後方でじっくり見ようという感じでした。昼同様に前説で出てきたわかちこPの質問への反応を見る限り、通し参加は一割ちょっと……くらいでしょうか? 地方組の参加率もぐっと下がっていたように思えます。

 この後にわかちこPの看過できない失言がありましたが、まあそれはそれこれはこれ。夜の部の一番手はHylenさんで、セトリは以下の通りでした。

 https://twitter.com/Hylen_JP/status/1736345672121819510

 

 


1.Dance in the Light
2.Super Duper
3.花ざかりWeekend✿
4.NO CURRY NO LIFE
5.深紅のパシオン
6.ジャングル☆パーティー
7.シークレットジュエル~魅惑の金剛石~
8.クレイジークレイジー(Cleasky ver)
9.Purple Sky
10.vivid color(yukiyanagi Remix)
11.Walking on the Square
12.ゆえに…なんです
13.VOY@GER
14.Super Lover(Hylen Remix)

 

 スパラバのリミックスの作者さんですが、花ざかりやジャンパなどの定番の盛り上がり曲だけでなく変化球も多彩な素敵なセトリだったと思います。特に度肝を抜かれたのは、初手の「Dance in the Light」。今秋に発売されたばかりのMTV曲で、これまたメンバー的になかなか披露が難しい曲なのですが、個人的にはミリオンが先日の異次元フェスに持参した数々の曲同様、フェスやMOIWに外に切り込む時の強烈な武器になる潜在能力を秘めた曲だと確信しています。

music.youtube.com

 まあとにかくメンツが強い歌声の個性も五者五様で強い、2番サビの歌詞も強いと序盤中盤終盤隙がない。戸田めぐみさんありきの曲なのでどういうタイミングになるかというのはありますが、いつか必ずライブで披露してほしい一曲です。Hylenさんがこれを一発目に持ってきてまず会場の空気を爆上げしてくれたのは素晴らしかったですね。

 異次元フェスでバズりまくったジャンパが流れた時には笑いも漏れましたが、それはそれ。やはり精鋭でのコールも盛り上がるものがありました。そして驚いたのがクレイジークレイジー。クリスカverなのでミリシタに入っている曲とはいえ、まさかのイノタク曲をミリオンの現場で聴けるとは。この時は会場にもどよめきが起こりましたし、私は私で「シンデレラでもDJイベントやったら盛り上がるだろうなぁ」とか考えていました。スパラバのリミックスで締めるセトリも良かったですね。

 

 

 続く夜の部二番手はPandaBoYさん。MTV曲の「夢みがちBride」の作曲、編曲担当で、冒頭の挨拶ではこの曲しか作っていないけど今日やるかどうかはわからない~みたいなことを仰っていました。セトリは以下の通り。

https://twitter.com/PandaBoY_dot/status/1736350816490115116

 

 

1.夢みがちBride
2.little trip around the world
3.HOME,SWEET FRIENDSHIP
4.フリースタイル・トップアイドル!
5.カンパリーナ♡
6.咲くは浮世の君花火
7.DIAMOND JOKER
8.dear...(TeddyLoid Remix)
9.Marionetteは眠らない(TeddyLoid Remix)
10.ライアー・ルージュ(Getty Remix)
11.チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!(Giga Rimix)
12.U・N・M・E・Iライブ(MR Rimix)
13.Rat A Tat!!!
14.ターンオンタイム!
15.UNION!!

 

 いや初手でやるんかーい! と思わずツッコミたくなりましたが、まあこの構成なら最初ですね。こちらも定番を抑えつつも変化球を決め球にしてくるセトリでした。little trip around the worldは3rdと4thで一度ずつやったきりなのにコール対応できているPが結構いたのにたまげましたが、その後もフリースタイル・トップアイドル!やカンパリーナ♡、DIAMOMD JOKER、そしてミリラジ曲など予想もしない多彩な曲がつぎ込まれます。

 特に前者においては、これまた外に持っていけそうな強い曲であるDIAMOND JOKERなどが現状ではライブ現地で聴けるチャンスがない状態が続いています。

 敢えて口さがなく言えばそれは、「ミリオンスターズとしてのフルパワーは発揮できてもミリオンライブとしてのフルパワーは10年余でほとんど発揮される機会がない」という、ブランドの構造上の欠陥によるものですが……。そうした課題を改めて感じさせつつも、こうした場でしか聴けないような楽曲にも素晴らしい作品がたくさんあるのだということを改めて示してくれたようにも思えます。このあたりはいずれ書く機会もあるでしょうから、今日はこのあたりで。

 

 話を戻します。変化球を決め球に――とは言いましたが、もちろん最後は王道のストレートが投げ込まれます。コール環境下では2019年10月以来となる、ミリオンの魂の曲「UNION!!」。Act-4での披露は確定的ですが、一足先に久々にコールできたのは良かったですね。

 「ありがとー!!」の声でPandaBoYさんを見送り、昼の部に続いて登場となる小岩井さんを迎えます。……衣装はしいて言えばこっちの方が個人的には好みですかね。

 

 どこかで来るだろうな、という予想はしていましたが、やはりと言うべきかアカペラで「あの歌詞」が会場に響き渡ります。

 

 

「――心のタクトが導く空 輝き 忘れないでいて」

 

 

 一曲目は、昨年のDJイベントでも小岩井さん自身が「私にとって大切な曲です」と語った、星屑のシンフォニアでした。セトリは以下の通りで、昼からの変更は赤字。

music.youtube.com

 

 

1.星屑のシンフォニア
2.PRETTY DREAMER
3.Happy Darling!
4.素敵なキセキ
5.Maria Trap
6.Do the IDOL!! ~断崖絶壁チュパカブラ
7.ローリング△さんかく
8.ココロ☆エクササイズ
9.待ち受けプリンス
10.Rat A Tat!!!
11.DIAMOND DAYS
12.M@STARPIECE
13.Thank You!

 

 歌声を聞いた時、ぐらつかないように足を踏ん張って、目頭を熱くするのはここではないとこらえた記憶があります。ここまで読んでくださるような方は大半が御存じでしょうが、私にとっては来たるべき日には未練の曲であるJOVを差し置いてでも、オリメン集結を最優先させてライブの象徴にしてほしい曲だったからですね。

 実は私、公式の場で星屑のシンフォニアを浴びるのは初めてでした(オケマスは除く)。5thと7thRはLVだったので、変則的な形ですが演者の一部歌唱・一部振りであっても生で見るのはこれが最初ということになります。

 これだけでもうエモエモでしたが、昼との共通曲でちょっと持ち直します。その上で夜の部で新たにセトリに入った曲が流れた際には「こっこちゃんならやりかねない」と踏んで持参してきたUO3本をとっさに灯します。周防桃子のソロ曲「ローリング△さんかく」。ロコ文字ライトの方はもはや常連ですが、6th福岡のLVで圧倒された「△」を作るのは初めてでした。

 小岩井さんも「理解っている」側の人間ですから、おそらく朋花カラーと思われるライトで△を作って盛り上げてくれたのはさすがでしたね。当面披露機会がないこの曲ですが、渡部恵子さんの歌唱もいつか現地で見られる日が来るんでしょうか……。

 真要素でもある待ちプリでは最前列の客に子豚ちゃんのボードを配るなど、ファンサの女神の面目躍如でした。昼の部は騎士団法被の方にちょっとファンサしてた程度で抑えていた感じでしたが、ここにきて全力全開でしたね。ミリシタ感謝祭でも担当した「うそつき」パートは生歌唱。期待したものを期待通りに見られてめちゃくちゃ沸く会場。

 

 夜の部のM@STERPIECEは「みんな一緒に歌おう」という煽りがあり、途中からは会場全体の大合唱に。曲の大半は踏み台の上で私たちを煽りつつ歌っていた小岩井さんは、とても充実して楽しそうに見えました。かつてアイマス(厳密には特にアニマス)に「もう少しだけ生きようと思った」と回顧するくらい救われたと語る小岩井さんですが、MOIW2023ではDAY1組だったためマスピは歌えず、あの大合唱も映像で見る形だったのだと思われます。Act-3でついに念願叶いましたが、さすがにあのMOIWのようにはいきません。そういう意味でこの場では一人で(完全生歌唱は一部ですが)マスピを歌い、MOIWのあの時のような空間を作ったことで一つ願いを叶えたのかな、と思わされました。

 もちろん打算が微塵もないと思うほどピュアではありませんが、それでも定期的に後輩としてのクソデカ感情を発露して強いメッセージを発してくれる演者さんがいることには、古参としても悪い気がするはずもありません。というかそれを打算メインで賢しくできるような方ならもっと早く今の売れっ子ポジションを固めてたでしょうし……。

 ともあれ改めて、遠路はるばるこのイベントに来て良かったなと感じた瞬間でした。namco TOKYOや25年春にできる渋谷バンナムシアターであれば箱のコストの問題もどうにかしやすいでしょうし、ミリオン、そしてアイマス全体でもこうしたDJイベントが広がっていってほしいなと思います。765ミリオン系だとかつては中村繪里子さん、最近だと中村温姫さんもDJイベントデビュー(というかこのイベントと丸被り)していましたが、他の演者さんの参戦にも期待したいですね。

 少なくとも来年度に私自身の環境がマイナス方向に変わらなければ、次回以降の開催でも自分の状況を考慮しながら参加を検討するでしょう。交通費は重いですが、DJイベントを最高の形で初体験できた良いイベントでした。

 

 改めて小岩井さん、KO3さん、Gettyさん、Hylenさん、PandaBoYさん、素敵なパフォーマンスをありがとうございました。

 

 

※真と朋花のボード

 

 

 

 

 

 

 今回のイベントで今年の遠征はすべて終了ですが、冬コミ2日目には東6 ス23a「川村杜都」にて、ISF11で頒布して瞬殺してしまった「ある菊地真Pのミリオンキャスティング回顧録 改訂版」(76P、700円)を30部置いていただけることになりました。Act-4とはんげつはある程度内輪の分だけになろうかと思いますので、ご興味ある方はこちらかAct-4前日の2月23日の歌姫庭園(こっちは確実に私が売り子やります)で手に取っていただけると幸いです。ただ私のサークルではないので、申し訳ないのですが真P割は効きません。

 なお、サークル主の河邑さんは古参にはおなじみ「765アホの子劇場」シリーズの作者さんですが、冬コミでは初のミリオン本を出される予定です(シンデレラも一冊出します)。一応こちらについて、私もお手伝いさせていただきました。どうもミリオンの島中からはちょっと離れているようですが、現地組の皆様は是非訪ねてみてください!!

 

 

https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2259007

メロンの予約はこちら。

 

 

 

 

 それと、恒例の年末ニコ生も28日22時~にやる予定です。よろしくお願いします。

live.nicovideo.jp